pipchan’s blog

27歳、無職へのカウントダウン〜You should go and love yourself〜

あたりまえが当たり前ではなかった現実

さて、外資系企業に入社した訳ですが、

入社する前に簡単に仕事内容が書かれた手順書を渡され、

読み込んでくるように言われました。

それ以外は全てOn the job trainingという名の実践で、Day1から

仕事をこなしていました。

 

知識も経験もないまま、

”即戦力”を求められる毎日。

教わるのではなく、自分でどうしたらいいか試行錯誤の毎日でした。

 

日系では、一人前になるには最低3年かかるなどと言われて、

わからないことは必ず聞くように。

聞かないことがむしろ間違え。

と教え込まれてきました。

 

Let me know if you need anything, do not hesitate to contact me for guidance or advice. (何かあったら聞いてね、なんでもいいから指導とかアドバイス必要だったら遠慮なく言って頂戴。)

 

↑上司からのメールには一見頼りになる、優しい言葉が添えられます。

 

ですが、

これを鵜呑みにしたら大間違え!

 

外国人の上司は基本的に質問されるのがそんなに好きではありません。

 

なぜか。

 

答えを持っていることがほとんどないからです。

 

というのも、自分の役割以外の仕事は基本的に知らなくていいものという認識があるからです。

 

日系と外資の大きな違いは、その人が持つ裁量や範囲ではないでしょうか。

 

日系では、他部署のしていることや全体のおおかまな概要を知った上で

仕事をスムーズ化していきます。

 

それが外資では真逆。

自分の部署以外の仕事は基本的にやりません。

他の部署がやっていることは他部署の仕事なので投げてしまいます。

自分の範囲外の内容は不必要なものなので

知る必要もないし、時間をかけることは絶対にしません。

それゆえ、他部署の役割が仕事をこなす上で関わりがあるのにも

関わらず、何も知らないのです。

範囲を広げない為にあえて学ばないとも言っていました。

 

私自身、全体の流れがわからないと相手の都合が見えにくいので

上司に数回、他部署の動きも研修の一環として見させて欲しいとお願いしました。

ですが、この考えがすでにマイナスポイント。

余計な知識を入れると自分の役割としてできる、一番いい判断ができなくなるから

知る必要はないときっぱり断られました。

 

相手の都合は一切考えないのです。

 

仕事はビジネス。できるかできないかが全てでした。